乳腺科

乳腺科とは

乳腺科とは、主に乳房（乳腺、乳頭、乳輪 等）でみられる症状や病気を専門的に扱う診療科です。乳房が張る、あるいはしこりを感じる、乳汁が出るなど乳腺に関する不安や悩みがあれば、乳腺科をご受診ください。また成人女性は、乳がん検診を定期的に受けることが各自治体で推奨されています。乳がん検診をご検討中の方もお気軽にご相談ください。なお当院では、視診・触診、乳腺超音波検査（エコー検査）などを行っております。

乳腺科でよくみられる症状（例）

乳腺科で取り扱う主な疾患

乳腺超音波検査（エコー検査）

乳腺超音波検査とは

当院では、乳がんの疑いがある、または乳腺検査が必要と判断された患者様に、乳腺超音波検査を行います。検査は検査台に仰向けで寝ていただき、乳房などの対象部位に超音波を発するプローブを当てていきます。発信された超音波は、乳房内部に当たって反射し、その反射波（エコー）がコンピュータ処理されて診断用の画像となります。この画像を医師が診て病状を見つけていきます。

しこりがある場合は、その場合はその性質や状態を調べ、良・悪性の判断をするために細胞診や針生検を行う場合があります。

乳腺超音波検査は20～30代の女性に有効とされており、40歳を過ぎてからはマンモグラフィによる検査が推奨されることが多くみられます。これは、若年層の方は乳腺が発達しておりマンモグラフィでは画像診断がしづらいためです。
また、乳腺超音波の利点としては、X線検査のように放射線被ばくの心配がないので妊婦さんでも検査が受けられる、検査時に痛みがないなどがあります。