- 10月 21, 2026
🌀息を吐くだけで喘息の炎症の値がわかる『呼気NO検査』〜喘息の診断と有用性について〜🌀

「夜や朝に咳き込む」「風邪の後に1か月以上咳が続く」「咳止めを飲んでいるのに咳が止まらない」などの症状で困った事はありませんか??
このような症状の方のには喘息が隠れている事が多いです。
当院では気管支喘息の診断・治療に力を入れており、3種類の呼吸機能検査の機械を使用しています。その中でも、今回は喘息の検査に有用な『呼気NO検査』を分かりやすくお話ししたいと思います。
正確には、呼気中一酸化窒素濃度(FeNO)といい、「呼気NO検査」や「フィーノ」と呼ばれたりしています。一酸化窒素=NO です。
【呼気一酸化窒素とは??】
アレルギー性の炎症があると気道内に”一酸化窒素”が産生され、呼気中の一酸化窒素が上昇します。呼気NO検査は、吐いた息の中にこの一酸化窒素がどれくらいあるかを調べる検査です。
【呼気NO検査の数値の意味】
・22ppb未満:正常範囲
・22〜36ppb :喘息の可能性が高い
・37ppb以上:ほぼ確実に喘息 と言われています。
✋ここで注意したいのは、喘息には呼気NO検査が上昇しないタイプもある事です。大まかに説明すると喘息は下記のようなタイプに別れます。
《喘息の種類》
①アレルギーが原因の2型炎症タイプ:呼気NOが上昇する
②それ以外の非2型炎症タイプ:呼気NOが上昇しない
呼気NOが上昇しない喘息の方もいるため、問診や経過(長引く咳、夜から朝の咳が多い、ぜこぜこ胸の音がするなど)、その他の呼吸機能検査(ピークフロー、モスグラフ)、アレルギー採血などを総合的に判断し診断していきます。
【呼気NO検査の有用性】
❶気道の”アレルギー炎症”の有無がわかる:喘息の診断に有用
❷”治療効果判定”ができる:喘息の治療をすると呼気NOの値が改善してくるので治療効果判定としても有用です。
✋呼気NO高値の放置は危険:喘息増悪のリスクが高く、肺機能(一秒量=吐く力)の低下が大きくなるので、気道アレルギー炎症を抑える事が大切です。
当院では、チェスト社の”NIOX VERO”という呼気NO検査の機械を使用しています。 「咳が続き喘息かどうか心配」「喘息の治療をしているがいまいち良くならず治療効果が出ているのか不安」などのお悩みの方はお気軽にご相談ください。
💫少しでも咳で困る患者様がいなくなりますように💫