- 5月 24, 2026
☔️6月・7月の梅雨時に喘息が悪化する原因と、今すぐできる3つの対策☔️

5月も下旬になり、暑くなったり、寒くなったりと気温・気圧の変化が激しく喘息のコントロールが悪化する患者様が増えている印象です。これから訪れる ” 梅雨の時期 ” は、1年の中でも気管支喘息の症状が悪化しやすく、咳や息苦しさで受診される患者さんが増える季節です。
なぜ梅雨時に喘息が悪化してしまうのでしょうか?その主な「原因」と、今日からできる「対策」をお話したいと思います。(2025/6/11のブログでも梅雨に喘息が悪化する原因を書いていますが、それをベースに追記して書いていこうと思います。)
【梅雨に喘息が悪化する原因】
①湿気によるカビやダニ(ハウスダスト)の急増
喘息の激しい咳を引き起こす最大の原因(アレルゲン)は、ダニやカビです。これを吸い込むと気道が敏感に反応し発作が起こりやすくなります。ダニやカビは「室温25℃前後、湿度60%以上」の環境を最も好みます。梅雨時の室内はまさにこの条件にぴったり当てはまるため、一気に繁殖してしまいます。
②エアコンのカビ
この時期にエアコンを使い始める方も多いと思います。数ヶ月使用していなかったエアコンのフィルターにはカビが繁殖していることが多く、掃除をする前にエアコンを使用すると、そのカビを部屋の中にばら撒くことになってしまいます。そのカビにより喘息が悪化する事もありますので、必ずエアコンの掃除をして、最初のうちは換気をして使用開始するようにしましょう。
③気圧の変化
梅雨前線が近づくと、気圧がグッと下がります。気圧が下がると体内の自律神経のバランスが乱れたり、気管支(空気の通り道)が敏感になってキュッと狭くなりやすくなります。さらに、冷たい雨による「寒暖差」も気道を刺激する原因になります。
【自分でできる!梅雨を乗り切る3つの対策】
対策①:部屋の湿度を「50%台」にキープする
エアコンの除湿機能や除湿機を上手に使い、室内の湿度を50%〜60%未満に保ちましょう。ダニやカビの繁殖を大幅に抑えることができます。
対策②:こまめな掃除と「布団干し」
死滅したダニの死骸やフン、カビの胞子を吸い込まないよう、こまめに掃除機をかけましょう。雨で布団が干せない時は、布団乾燥機を使い、その後に掃除機をかけてダニの死骸を吸い取るのが効果的です。
対策③:医師に処方された「吸入薬」を毎日正しく続ける
一番大切な対策です。調子が良いからといって、自己判断で吸入ステロイド薬などの「発作を予防する薬(長期管理薬)」を中止しないでください。毎日続けることで気道の炎症が抑えられ、気圧の変化にも悪化しない状態を維持できるようになります。
「咳が増えてきたな」「喘息のコントロールが不安だな」と感じた時には、我慢せずにすぐにお電話・来院してください。
梅雨の状態が不安定な時だけ、”お薬の治療を強化し梅雨を乗り気り、安定したらお薬を減量する” ことで咳が出ない日々を一緒に作っていきましょう。
💫少しでも咳で困る患者様がいなくなりますように💫