• 8月 16, 2024

🌀喘息の患者さんがコロナや肺炎になったら、喘息の治療はどうするの?🌀

最近、喘息治療で吸入ステロイドをしている患者様から、「コロナになってしまったので回復するまでは吸入治療はやめていた方が良いですか?」 「感染している時に吸入ステロイドは良くないですか?」とご質問を受けることがありました。

➡︎お答えとしては、『吸入ステロイド薬は喘息治療にとって重要なお薬であり、コロナやインフルエンザなどに感染した場合でも、喘息の悪化を防ぐために吸入薬は継続して使用したほうがよい』です。むしろ感染による喘息悪化のリスクがあるため、咳や息苦しさが出るような場合は治療の強化が必要になります。

📕新型コロナウイルス感染における気管支喘息患者への対応Q&A📕(2020/2/14日本アレルギー学会より発表)にも、”コロナ感染時も喘息治療を続けることの必要性”が記載されております。

<喘息患者様の対応・・・感染前> ウイルス感染による気管支炎が生じると、喘息が重症化するリスクが高いため、常日頃から気道炎症を抑えるために毎日の吸入ステロイド薬によるコントロールが重要です。

<喘息患者様の対応・・・感染時> 感染した場合でも今まで毎日していた通常の治療を行う(≒吸入治療をしている人は吸入薬をやめないで続ける)ことが非常に大切です。

ということで、

コロナにかかってもかからなくても、毎日の吸入治療を続ける!ことが喘息の管理にとても大切ということです。ご不明な点や疑問点があればお気軽にご相談ください。

少しでも咳で困る患者様がいなくなりますように💫

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