• 9月 11, 2024

🟢マイコプラズマ肺炎について🟢

当院でマイコプラズマ肺炎の検査をする時には、

・マイコプラズマ迅速抗原検査(咽頭拭い液)・・15分程度

・マイコプラズマ抗体検査(採血)・・翌日以降

の2つの検査方法があります。最近検査を希望される患者様が増えてきた印象があり、今回はマイコプラズマに関して簡潔に書いてみたいと思います。

《マイコプラズマ肺炎とは??》

肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)という細菌に感染することで起こる呼吸器感染症です。

《症状》

発熱、倦怠感、頭痛、咳などの症状が現れます。熱が下がった後も咳が長く続く(数週間)のが特徴です。多くの方は気管支炎程度で軽い症状で済みますが、一部の人では肺炎になったり、重症化することがあります。

《感染経路》

飛沫感染、接触感染により感染します。感染してから発症するまでの期間は長く、2〜3週間と言われています。

《治療》

一般的な抗菌薬βラクタム系(セフェム系やペニシリン系)は効きません。

マクロライド系の抗生物質やテトラサイクリン系、ニューキノロン系の抗菌薬を使用して加療します。

咳が長く続くため、マイコプラズマ感染症では?と思い受診をする患者様が増えてきております。ただその中にもマイコプラズマ感染症の方もいれば、実は上気道炎感染契機に喘息が増悪して咳が続いているという方もいますので咳が長く続く場合は是非相談してください。

少しでも咳で困る患者様がいなくなりますように💫

かくた呼吸器内科・乳腺クリニック 0285-53-5665 ホームページ