- 3月 22, 2026
💉肺炎球菌ワクチン、どれを選べばいい?代表的な3つのワクチンの違いを解説💉

💉肺炎球菌ワクチン💉を打ちたいけれどもどれを打てば良いのかな?と疑問に思っている方も多いと思います。今回は肺炎球菌とはなにか?どのワクチンを打てば良いか?に関して説明したいと思います。
【肺炎球菌とは・・・】
肺炎・髄膜炎・敗血症などの重症感染症を起こす原因の菌です。肺炎を起こす菌は多数ありますが、原因となる細菌の第1位は肺炎球菌、第2位はインフルエンザ菌、第3位はマイコプラズマでです。肺炎球菌ワクチンはこの第1位の肺炎球菌による肺炎を防ぐワクチンです。65歳以上の方、持病がある方、免疫力が低下している方は肺炎球菌ワクチン接種が推奨されています。
【肺炎罹患のリスク】
健康な方と比較して、持病がある方は肺炎にかかるリスクが高いと言われています。
・がんがある方:1.7倍
・糖尿病の方:1.9倍
・慢性心疾患、慢性腎疾患の方:2.6倍
・慢性肺疾患の方:5.2倍
【肺炎球菌ワクチンの主な種類】
肺炎球菌には90種類以上の型があり、それぞれのワクチンによってカバーする型が異なります。
❶ニューモバックス(23種類の型をカバー)
・現在定期接種が行われていますが、2026年3月末で定期接種から外れます。
・免疫の持続期間が約5年と短く、5年毎に追加接種が推奨されています。
❷プレベナー20(20種類の型をカバー)
・2026年4月から定期接種に選ばれたワクチン。公費負担があり安く打てる。
・結合型ワクチンで免疫がつきやすく効果が長持ちし1回接種すれば追加接種不要
❸キャップバックス(21種類の型をカバー)
・定期接種ワクチンではないため公費負担がない(当院では任意接種で税込14300円で接種可能です)
・最新のワクチンで、高齢者で重症化しやすい型を多くカバーしている
・結合型ワクチンで免疫がつきやすく効果が長持ちし1回接種すれば追加接種不要
・過去に肺炎球菌ワクチンを接種した方は、1年以上の間隔をあけて接種
・肺炎球菌ワクチン以外のワクチン(コロナワクチンや帯状疱疹ワクチンなど)とは接種間隔に制限はなく、医師が必要と認めた場合には同時接種も可能です。
【定期接種に関して】
・2026年4月から定期接種は、ニューモバックス⇨プレベナー20に変更となります。
・下記の①〜③の方が定期接種の対象となります。
①接種日に65歳の方
②60歳〜64歳で、心臓や腎臓、呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活を極度に制限される方
③60歳〜64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方
【結局どれを打てば良いのか?年齢別の考え方例】
※接種プランに正解はなく、下記とは別の接種スケジュールでも可能です。一例としてご参考にしていただければと思います。
❶65歳の方:
⇨『プレベナー』を定期接種(その後の追加接種不要)(公費負担で受けられる)
❷66歳以上ですでに過去にニューモバックス接種歴がある方
⇨ニューモバックス接種時から1年以上あけて、『プレベナー』か『キャップバックス』を任意接種(自費での接種となります)
❸66歳以上で過去にニューモバックス未接種の方
⇨『プレベナー』か『キャップバックス』を任意接種(自費での接種となります)
※『キャップバックス』は、ご高齢の方で重症化しやすい型を重点的にカバーしたい方におすすめです。
※プレベナー20』は、公費負担で安く接種したい、肺炎球菌のリスクを広範にバランスよく予防したい方やエビデンス(確立された証拠)の多いワクチンを希望の方におすすめです。
肺炎球菌ワクチンを接種するかどうか悩んでいる方や、どのワクチンを打てばよいか悩んでいる方はお気軽にご相談ください。
💫少しでも肺炎になる患者様が少なくなりますように💫